西荻窪の昭和の有形文化財の邸宅 一欅庵(いっきょあん)にて、
『一欅庵 和の暮らし展 ~秋を喜ぶ、秋を拾う~』が無事に開催されました。
とても暑い二日間。
お運びくださった皆様には、冷たいレモン水と水出し冷茶でお迎えさせて頂きました。
風が抜ける昔ながらの造りの家とはいえ、以前とは暑さの度合いも変わってきている今日。
それでも、皆様が新しい作品に目をキラキラさせて作家さんとお話したり、
「久しぶりに扇風機と庭から抜ける風が心地よい」とおっしゃって下さったり、
有り難い限りの二日間でした。
早々と、秋に向けての作家の新作が並びました!
色々な着物イベントでも引っ張りたこの作家さんです。
繊細な細工から、ちょっとお茶目なものまで、ラインナップが幅広い!
実演されていたので、その場で石を付けてもらったり、彫りをプラスしてもらったり、
自分だけのオリジナルに仕上げて下さる楽しいものでした。
定番の手刺繍半衿にはじまり、
全て手描きされている柄足袋やステーショナリー。
ぽち袋や封筒類も色鮮やかに。
秋の夜長に手紙を書きたくなる、誰かに送りたくなる特別なものがありました。
伝統的な手法の水引を、装うカタチに仕立ててらっしゃいます。
今、着物を着る方の中で急速にファン拡大中の方。
今回は、夏から秋の食卓に活躍する白と銀彩のシリーズや、菊を描いた帯留など。
姫コさんの「秋」は、稲穂の女神さま。
大作の新作はココでしか見られないとあって、
ファンの方々が駆けつけてゆっくりとお話しされてました。
今回も着物をこれから楽しむ方をはじめ、お気に入りを掘り掘りしてました!
今回は秋に向けての「今一度、名古屋帯」レッスン。
お太鼓に出来上がるまでには色々なやり方があるので、
帯にあった方法やチョットしたコツ、
紐の使い方などを交えて少人数ならではの細やかなレッスンを。
次回「冬」は、二重太鼓で格上の装いです。
1階では うずまき堂さんの「美肌水とクリーム」を作ることも開催。
お時間を細やかに設定して下さったので、
ワークショップのハシゴをされる方もいらっしゃいました!
洋間だけはクーラーがついているので、
皆さんこちらで一時クールダウンしてから、
再びお目当てへ行く…なんてスタイルでゆっくりと滞在して頂けました。
この展の特徴は、皆様の滞在時間が本当に長いこと。
嬉しい限りです。
こころばかり、あちらこちらに「菊」を飾りました。
そして、秋の味覚のキノコたち。
そして、まだ暑さが厳しい時。
花火にも菊にも見えるカードをペタコさんがデザイン。
夏から秋に使えるお包みでもお持ち帰り頂きました。
一服召し上がって頂きました。
皆さんから作り立てを一つずつ頂くとお持ち帰りが少なくなってしまうので、
あらかじめ作った落雁をご用意。
合わせて、食感の違う雲平を菊の葉と青銀杏で秋の野を描いてみました。
お持ち帰り頂いた大きな満月菊型は、
小さな丸い型で抜いてあげると小さな満月と三日月になります。
仲良く分けて食べて頂く一つの手法です。
洗い茶巾と籠にガラスボウルを入れた水指を扇面蓋で。
お茶椀は、鈴木陽子さんの器を。
そう言って下さるのがとても嬉しくありがたいです。
早々と、夏休みの宿題を済ませた感じの会でした(笑)
秋のこれから。
ココで見かけたあの作品が…と、蜃気楼のように立ち上りましたら、
ぜひ、作家へお問い合わせくださいませ。
* 一欅庵(会場)
* アトリエNOBU(彫金)
* meku 石川桐子(柄足袋とステーショナリー)
* うずまき堂(和の石けん)
* 鈴木陽子(陶芸)
* 洒落水引(水引)
* 姫コ(つまみ細工)
* 野庵(着物と帯結びのワークショップと四季の和小物)
* 和キッチュ(手刺繍半衿と和小物)
* 落雁と季節の会(落雁ワークショップ)
次回は、10/24(金)25(土)「冬を楽しむ、冬を包む」
早くもクリスマスや新年を楽しむ為のアイテムや、
ゆっくりと冬に染まる新作が並びます。
ワークショップなどの受付開始は、10/12(月・祝)11:11~を予定しております。
また、こちらでご案内させて頂きます。
メールにていち早く情報をお送りしておりますので、
案内メールをご希望の方は、
コメント欄に「案内希望の旨」と共に、(お名前、アドレス)をお知らせください。
次回よりお送り致します。
DMご希望の方は、合わせてご住所も。
承認制コメントですので、表示されることはありませんのでご安心ください。
また、下記アドレスまで。
loverakugan@gmail.com
では10月、麗しの秋を楽しみながら、冬のお支度の会でお会いしましょう!
(phot by. 毬詠・石川桐子・鈴木万由香・一欅庵・彩詠)